89年02年 長崎本線旧線本川内スイッチバック 
長崎本線の旧線にある本川内駅はスイッチバック式でした。ここはシサースクロスを中心に発着線及び引き上げ線が1本ずつの構造で停車する列車同士の交換が出来なかったため普通列車でも一部は通過となっていました。2002年には本線上にホームを移しスイッチバックは廃止されました。棒線化された後もシサースをはじめスイッチバックの跡は長い間残されていて当時の様子がうかがえます。線路配置というものに関心があった私は全国のスイッチバック駅にも多く訪れ、この駅にもスイッチバック時代とその後に訪れました。
2825D
下り列車がホームから出発し引き上げ線に進入するところ。
89−8−4
828D
長崎(左奥の線路方)からの上り列車が手前の引き上げ線で折り返しホームへ進入。
828Dがホームで停車中に
下り2827Dが右下(諫早)方から左上(長崎)方へとシサース部を直進し通過して行く。
単行の2830Dが単純に本川内を通過。
829D

【時は流れて2002年】

スイッチバックが廃止されて旧ホーム端の位置で線路は途切れて車止めが設置されている。

02−10−9
その後ろには旧ホームの残る駅入り口方から本線上にある新ホームへの渡り通路が設けられている。
渡り通路のさらに後ろには一旦途切れた線路が再び現れる。
その線路はホーム終端部よりはるか先まで残されていて、市布経由の新線が出来る以前、ここで貨物など長大編成が列車交換していた事をうかがわせる。
シサースクロスは残されているが先の引き上げ線部分は草に埋もれている。


 87年89年93年 【非電化】豊肥本線
87年特急有明号の非電化豊肥本線乗り入れに際しDL牽引で間に電源車を連結する方法がとられ、折り返しの上りは機廻しをせずそのまま推進運転の形態となりました(豊肥本線内は普通列車)。‘編成’に感心のある私には格好の被写体です。電源車は当初スハフ12が使用されましたが、後に車掌車ヨ8000形に発電機を搭載したヨ28000形に変更されました。機関車は国鉄特急色に塗り変えられたDE101755が専用に使用され、翌年には783系登場によりこれに塗色を合せた1756号機も用意されました。
このDL牽引の乗り入れは94年6月で終了しました。その後99年の熊本ー肥後大津電化完成により水前寺駅・肥後大津駅発着で豊肥本線内も通常の特急電車として乗り入れが再開されましたが、これも2011年の九州新幹線全線開業までとなりました。
スハフ12はブルーのままで特急色に挟まれた混結が一際目立つ。

9725レ(熊本まで有明25号)
DE101755+スハフ12+485×3
87−8−4南熊本
当時、熊本と別府を豊肥本線経由で結んでいた優等列車はキハ58・65系による急行火の山号。

701D 火の山1号
89−8−5熊本ー南熊本(白川橋梁)
2712レ(熊本から有明12号)
推進なのでこれは後追い画像。
DE101756+ヨ+783×4
2705レ(熊本まで有明5号)
DE101756+ヨ+783×4
88年に運行を開始したSLあそBOY
8711レ58654牽引
2713レ(熊本まで有明13号)
DE101756+ヨ+783×4
2726レ到着でDLとヨを開放する
(当駅から有明26号)
DE101756+ヨ+783×4
熊本
水鏡の回2704レ
水前寺始発2704レ(熊本から有明4号)となる送り込み回送。
下り列車だが列車番号は偶数のまま。

DE101756+ヨ+485×5
93−5−12熊本ー平成(白川橋梁)
回2708レ(下り列車)
DE101756+ヨ+783×4
・回2704レ(下り列車) 白川橋梁
・2704レ
・1727D
・回2708レ(下り列車)
・722D
・729D
・2708レ
・2719レ 熊本駅 DL+ヨ連結〜発車

動画8カット(5分47秒)

93−5−11
・回2704レ(下り列車) 白川橋梁
・2704レ
・回2708レ(下り列車)
・2708レ 熊本駅到着〜DL+ヨ開放

動画4カット(3分22秒)

93−5−12

有明関連以外の動きとしては豊肥本線を通しで走る優等列車が92年にJR四国から購入したキハ185系による特急あそ号となりました。その後2004年には肥薩線を走る急行くまがわ号と統合され九州横断特急号となりました。
また、好撮影地であった白川橋梁は下廻りが見えない橋に架け替えられてしまいました。

左:1072D九州横断特急2号

08−4−20立野


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