77年・89年  城端線 
 77年夏は北陸方面へ旅行へ出かけました。目的の一つは城端線でしたが、旧形客車が走っていたことの他に終点の城端駅が関心事でした。1970年前後の機芸出版社発行のレイアウト製作ガイド3部作「レイアウト全書」・「レイアウトモデリング」・「レイアウトテクニック」のうちの一つ“テクニック”に掲載の荒崎良徳氏製作HOレイアウト雲竜寺鉄道祖山線のプロトタイプになった駅である。この記事を何度読み返したことか。レイアウト製作の夢がふくらんでいった。かねてからこの駅の情景・終着駅としての優れた線路配置をこの目で見たいと思っていました。

“モデリング”の坂本衛氏製作の摂津鉄道と共に“テクニック“の雲竜寺鉄道は名作中の名作である。
摂津鉄道は坂本氏が長く病床についた事から完成の日の目を見なかったが、雲竜寺鉄道は皮肉にも名作であったがゆえに現存しない。レイアウトを見たいという人が寺に押しかけ、住職を引き継いだ作者が寺務に支障をきたすようになったためレイアウトを壊してしまったのです。私も実物を見てみたかったのですが、何とも心残りです。
朝の高岡駅で発車を待つDE1050牽引の城端行き客車列車。
気動車がほとんど全駅停車だったのに対し、朝夕設定されていた客レは主要駅のみ停車のパターンで運転されていた。

323レ
77−8−22
主力の気動車はキハ45や35が使われていた。
324D
戸出
323レ車内より
砺波付近
終点城端駅の転車台
転車台から続く線路脇には機関士控所が残っていた。
城端線は“常花線”にかけて沿線のチューリップでPRしている。
89−4−19城端
車窓にチューリップが広がる。

334D
砺波ー油田
砺波チューリップ公園では例年開花に合わせてチューリップフェアが開催されている。
北陸地方では城端線の他に北陸本線沿線でもチューリップが車窓に展開する。

1005M かがやき5号
西入善ー入善

城端駅の転車台は今では埋められていて僅かに痕跡が残るのみである。
95−10−10

<訂正>
転車台の中は埋められてはなく草で
埋められたように見えたものと判明。
「昨今の撮影記録ー38」ページの
2023年訪問記事を御覧下さい。
城端駅ホームは当時片面1線のみであったが、その後機廻し線の所にホームが増設され現在では2面2線となっている。
95−10−10


  77年 北陸本線倶利伽羅
 77年、城端線訪問の後北陸本線の倶利伽羅駅へ向かいました。東北新幹線開業前の上野ー大宮間とともに北陸本線は485系を中心に在来線の特急街道です。大阪ー青森を結ぶ昼行特急最長距離の白鳥号をはじめ交流区間を走る列車の撮影を堪能しました。
4011M 雷鳥1号
485×12
77−8−22
1M しらさぎ1号
485×12
501M 急行立山1号
475×12
3M しらさぎ2号
583×12
4001M 白鳥
485×13
EF7056牽引コンテナ貨物
(列番不明)
9516レ 急行アルペン
EF7046+12系
EF7065牽引貨物
(列番不明)
4024M 雷鳥7号
485×12

【時は流れて2011年】

倶利伽羅駅構内の線路配置も単純化された。
北陸新幹線開業まで在来線特急はまだ数多く走っているが、現代の車両は色合に乏しく画像が映えない。

9012M しらさぎ12号
683×5
2011−6−10


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