局報とガイドブックなど

 事業臨はその名が示すように業務都合で臨時に走る列車であり、時刻表に載っていません(現在では一部の鉄道雑誌に検測列車等は予定が載っていますが)。職員輸送や一部の試運転で実質毎日の様に運転されているものはスジさえ分かればその姿を捉える事が出来ますがそれ以外はなかなかむずかしいのもです。私も大いに興味があったものの情報がなく偶然に頼るしかありませんでした。鉄道趣味を続けていくうち幾つかのスジを知り駄目もとで同じ場所へ何度も通った事もありました。

 そんな事をしているうち情報を得る手段があることを知りました。東京駅丸の内北口前の国鉄本社の中に「とうてつ書店」というのがあり、そこへ頼むと鉄道管理局報いわゆる局報を月単位で定期購読できるというのです。局報の存在は知っていましたが駅などに知った人もなく問い合わせなどは控えていました。そんな中での朗報でした。これならその列車目当てに出かけられると早速申し込みました。

 情報が入るようになってからは思う存分撮れるようになりました。私が撮った事業臨は偶然のものも少なくないですが局報によってその数は飛躍的に伸びました。やがて国鉄はJRになり局報も運転報
と名を変えましたが扱いが変わったらしく一般の人が購読できるのは88年春までとなりました。(現在運転報は社内報の扱いです。今あるとうてつ書店では運転報は扱っておりません。また駅等でも一般の人が閲覧する事はできません。業務の妨げになりますので問い合わせなどされません様にお願い致します。)それ以降は撮影の機会も減りましたが営業用・事業用問わず旧形電車もほとんど廃車となり、また車両管理が編成単位となってきて撮影したい魅力的な列車自体走らなくなってきていた時期でもありました。

 現在での主な趣味活動は年に数回の蒸機のビデオ撮り及び廃線跡めぐり(これまでに約700路線)それと温泉めぐり(これまでに約1200湯)といったところです。

 なお宮脇俊三氏を師とし90年に国鉄ーJR全線昼行往復完乗・09年に日本の鉄道全線(ケーブルカー・モノレール・新交通システム・無軌条電車・案内軌条バス含む)の昼行往復完乗を達成しております。
     職員輸送列車のページで書いたクモハ32002に乗せてもらった事も貴重だが、私には長い鉄道趣味の中でもう一つ大変貴重な経験がある。詳細ないきさつは言えないが今から30数年前、当時東京駅新幹線ホーム北端真上にあった東海道山陽新幹線総合指令所の中へ入れてもらった事がある(決して不正な手段を使った訳ではありません)。それも日中普通に営業列車が運行されている時間帯に。
 映画「新幹線大爆破」製作でも東映が国鉄から指令所内の写真提供を拒否されたと言うが、自由に写真を撮らせてくれた。これはその時の写真です。2011年暮には現在の指令所が報道陣に公開され内部の映像がニュースでも流れたが。当時でも普通なら入れない所だが、その所在地すら公表されていない今だったら絶対と言っていいほど無理な事だろう。

 ちょっと話がそれますが「新幹線大爆破」の指令室内のセットでCTC表示盤が起点の東京駅が右端になっていますが本当は左端です(小さくてわかりずらいですが2枚目写真の左端が東京駅です)。これはひかり109号を基本的に海側から撮っているので、映画を見ている人には画面上、右から左に向かって走っているため、表示盤上での列車の進行方向をそれに合わせるため逆にしたらしいです。

(先に書いたように私(の他数名)が指令所の中に入れてもらったのは30年以上前の昔の話です。「ネットに、指令所に入れてもらった人の記事が載っていた、私も見学させてほしい」などとJRに問い合わせなどされませんようにお願い致します。企業の危機管理が問われている昨今、人命を預かる新幹線の心臓部へたやすく入れてもらえる手段などあろう筈がありません。)
 
 【なつかしもの】
1970年前後カネボウハリスガムに付いていた鉄道転写シール。
このシール欲しさにクラスの鉄道趣味仲間と一緒に近所の駄菓子屋へよくガムを買いに行った。弁慶号などは確率が高く、これが出るとはずれといった感じでなかなか欲しい形式の物が手に入らなかった。

     保存シール16種
最後にひとつ、 1970年代 誠文堂新光社から出版されていたガイドブック。書店で偶然目に止まったその本に心を奪われました。特に旧国に関心があった私にとって細かい車番ごとの詳細説明と多数の形式写真は貴重なものでした。ただ私のこづかいからは決して安いものではなかったので何日か本屋で立ち読みする日が続きました。しかし見れば見るほどどうしても欲しくなり結局購入することにしました。鉄道車両形式の基礎知識はこの本によって得られました。写真撮影や模型製作にも大いに役立ちましたしまさにバイブルという存在です。これなしに旧国は語れません。
 


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